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スーパーモナコGPの思い出 [ゲーム]

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中学~高校生のころ、友達に誘われて行って以来、ゲーセンにはまっていた。
といってもテーブルでのシューティングとかではなく、ドライブゲームだ。
1985年ころからセガの体感ゲームが続々と出てきていて、「アウトラン」「ハングオン」「スペースハリアー」「アフターバーナー」など、大型の筐体で派手な動きをして、(当時としては)リアルなゲームが流行になっていた。
中学生で家に車もなかったので、「自分が車を運転できる」というだけでとにかく嬉しく、じゃんじゃん100円をつぎ込んでゲームをしていた。
ただ、そのころのドライブゲームはハンドル、アクセル、ブレーキとHi-LOWギヤの切り替えだけだったので、慣れてくると物足りなかった。

しかし、そんな中1989年、衝撃のゲームが現れる。
スーパーモナコGPだ。
折しもマクラーレンホンダ&アイルトン・セナの組み合わせで日本中がF1ブームに沸いており、F1を体感できるゲームとして登場した。
フォーミュラマシンを模した筐体、大型のスクリーン、ステレオスピーカーから流れるスキール音やシフトアップ/ダウン音、アーケード初の7速MT、予選を経てスターティンググリッドが決まる、ウエットレースがあるなど、すべてがそれまでのゲームとは比べ物にならないくらい本格的だった。
また、コースがモナコをイメージした市街地コースであり、出てくるマシンもマクラーレンぽいカラーリングだったので、もう一瞬でとりこになった。
もちろん学生で実車の運転経験がないので、7速もあるマニュアルをどうやっていいかさっぱりわからず、まずはATモードでコースを覚え、徐々に4速MT、7速MTとステップアップしていった。
このゲームでレブに当たったらシフトアップ、ブレーキングの時にシフトダウンすることを学んだ。

今にして思えば本物とはかけ離れたコース、操作とスピード感が全然異なるなど、ちゃちな作りではあったが、当時は夢中になってとにかくやりこんだ。週に5回は行っていただろうか。
最後のほうには走るたび1位になったので、自分のことをモナコマイスターだと思ったくらいだ。もちろんただの勘違いだが。

その後順調に「バーチャレーシング」「デイトナUSA」「リッジレーサー」「セガ・ラリー」とドはまりし、累計で50万くらいはゲーセンにつぎ込んだだろうか。その金で安い車を買って彼女を作って乗り回したほうがよっぽど有益だったのに、というのは大人の勝手な理屈で、当時は充実していた。

端末の進歩で今ではスマホやタブレットで精密でより本格的なレースゲームを無料で楽しめるようになったが、あの頃100円を握りしめて筐体に並んで待ってやったゲームの快感にはかなわない。


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