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スポイラーの役割 [車・バイク]

乗用車の上位グレードではスポイラーという空力付加物がつくことがある
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最近ではバイクであるMOTOGPマシンにもウイングレットと称して

フロントカウル下部についていたりする。形状的にはカナードだが。

いずれも主な目的は空気を効率良く流すこと。

通常、スピードを出すと空気を押しのけるように流れ、最後にボディから離れる。

ただ、空気は押しのけるときの面積と角度によって抵抗値が変わる。

ボディの形によっては渦を巻いてしまったり、極端に流速のバランスが悪かったりする。

いわゆる流線型と呼ばれる船のへさきのような形が最も効率が良い。

これは単にスピードを出す際の邪魔になる空気の抵抗を減らすための試みだが

さらなる空気の活用として「ボディを押し付ける」というやり方もある。

地面と平行してくさび形にすることで、ボディに下側の力を加え、タイヤの面圧を上げる方法だ。

摩擦力が大きいほど駆動力・操舵力・制動力が強く働くため、車の走行には欠かせない。

スポイラーはこれらの役割を果たす。自動車であれば前に付くのがチン(リップ)スポイラー、

後ろに付くのがリアスポイラーとなる。

さらに効果を増そうと思ったら「ウイング」と呼ばれる、ボディから離した位置に翼を設置する

やり方もある。こちらは翼の下部にも空気が流れることからよりダウンフォースを得られる。

ただ、正直に言ってデザイン的にはあまり美しいものではない。

ボディデザインの時に一体化するようにつけられているものは良いのだが、いかにも後付けで

翼を生やしました、というものは全体のデザイン完成度を下げてしまう。

子供の頃はカウンタックのウイング付きLP500に萌えたものだが、大人となったいまでは

LP400のほうがエレガントなデザインだと感じる。

そういう意味ではキノコのようにウイングが生えていた2007~8年ごろのF-1のデザインは

本当に醜悪だった。

レースをやらない限りは、エアロパーツをつけずボディデザインそのものを楽しむほうが健全だ

と思うのは年をとりすぎたせいだろうか・・・。


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