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実用性だけならカブと軽トラで十分だが、人はパンのみにて生きるにあらず。 [車・バイク]

ガソリンで動く自動車やバイクが生まれて130年あまり。
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当初は人及び荷物を早く大量に運ぶために使われていたが、

同時に富の象徴・趣味嗜好の表現手段にもなった。

はたらく自動車の一つの究極形がスーパーカブと軽トラック。

荷物が多く積め、燃費が良く、運転が簡単で、それなりの巡航速度で走れ、
メンテが楽で耐久性が抜群。

見てくれとスピードさえ気にしなければ機能的にはこれ以上は必要がない。

その真逆がスポーツカーであり、スーパーバイクである。

荷物はほとんど積めず、燃費は悪く、運転はナーバスで、とんでもないスピードがでて、メンテがしょっちゅう必要。そして、性能と引き換えに耐久性は低い。

しかし、金持ちとはいかに無駄を所有できるか、単目的なものを数多くもつかが

ステータスの目盛りでもある。

だから、道路交通法を守る限りでは決して使うことのない

0-100km/hを3秒で走る加速力、350km/hの最高速、100km/hから33mで静止できるブレーキ。

無駄の極みだが、それゆえに美しい。

価格と性能と機能できれいに割り切れる商品に魅力がないように、

必要十分で何の無駄のないクルマ、というのも魅力がない。

人生の冒険には、理屈では割り切れない何か、一見無駄に見えるものこそ必要なのだ。
タグ:無駄 カブ


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