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ついにトヨタがやり遂げた! [車・バイク]

久しぶりの更新。うれしいニュースとともに書こうと思う。

ついに、トヨタがル・マン24時間耐久を制した。

日本メーカーとしてはマツダに続く2社目。

1985年から挑戦して、なんと33年目での悲願達成だ。

トヨタは量産車メーカーとして世界1、2を争う会社だが、その実力とは裏腹に
「しょせん足グルマ」「クルマのことがわからない人が買うメーカー」
というイメージで、走りが良いとかレースに強いとか、車好きからの尊敬はあまり得てこなかった。
モータースポーツにはそれなりに参加しているのに、なぜなのか。
それは、やはりずば抜けた実績がなかったからだろう。

トヨタかんばん方式とか、売上高利益率とか、系列会社によるすり合わせとか
生産や経営に関しては独創的で一流なことは万人が認めている。
しかしそれは車の本質ではなく事業の実績である。
いち社会人としては尊敬するが、クルマ好きとしてはどうでもいい。

自動車は単なるプロダクトではなく、人間の本能に結び付くある種独特な存在である。
クルマが2台以上集まれば、どうしても起きる感情が「どっちが速いんだ?」
トヨタは、挑戦はするものの、ラリーを除いてあまり勝てなかった。
壊れないクルマは作ってきたが、速さについて、期待に応えて来れなかったのだ。

ブランドとは、伝説のことだ。
伝説を作るには、見ている人の期待をはるかに超える成果を出さなくてはならない。

メルセデス・ベンツ、アウディ、プジョー、ジャガーなどなど
ブランド力のある会社はみな伝説を作ってきた。

見ている人が「あの車はすごい」「強力なライバルとの壮絶な戦いを勝ち抜いた」
と感じさせる、誰の目にも明らかで有無を言わさない実績を示さなくてはならない。

そして、今年トヨタはやり遂げた。
本当は去年得るはずだったトロフィーを、出走2台の1-2フィニッシュ、完全勝利で得たのだ。

アウディもポルシェもいないLMP1クラスだが、ル・マンの魔物は去年と変わらずいたはずだ。
それを万全の準備と完璧なワークで寄せ付けなかった。

ただ、ちょっと腹が立つのはアロンソだ。
F1のマクラーレンのマシンがしょぼいからと、去年はインディ500、今年はル・マンと自分のワガママを通すやりたい放題で、ちゃっかり優勝車のドライバーに収まっていたし。
まあ、速いドライバーだから乗せたと言えばそれまでだが、心情的には複雑だ。
ホンダエンジンの悪口を言いまくった口の根も乾かないうちに同じ日系のトヨタWECに乗るとは
節操ないにもほどがある。アロンソを乗せるなら佐藤琢磨を乗せればよかったと思う。

などという愚痴も思っている人は多いだろうが、今日のところは素直に喜びを噛みしめよう。
おめでとう、トヨタ。


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