今更ながら「冒険」って？

あらためて冒険とは何なのかを考えてみる。「険（けわ）」しきを「冒（おか）」すこと。
未知の分野に踏み入れ、経験すること。
英語で言うとadventureで、ad+vent+ureに分解できる。外から来るものの意味だとか。



安全なところにとどまらず、未知で危険があるかもしれないところに進むことが冒険ということだろう。

勉強にせよ仕事にせよ、人間の快楽の中に「知識欲」がある限り、冒険したくなるのは本能だ。

子供の頃、塀の上を歩いたり、ちょっと幅広い溝を飛び越えたり、飛び込みをしてみたり、

勇気を問われるチャンスがよくあった。

達成したとき満足感を得たり、友達とのきずなが深まったりする。これも冒険の一種と言える。

しかし、大人になってからはリスクを冒すよりリスクを未然に防ぐことが知恵で、

前例やベストプラクティスの展開などという安全策ばかりが良いとされている中、

いつしか冒険をしなくなってしまい、リスクを冒す人に「やめとけ」などと

日和見なことを言い始めてしまう。

ただ、簡単な問題ばかりやっていては、自分の能力は熟練はするが向上しない。

人生の根源的な目的が「より良い自分になりたい」という以上、

リスクを常に冒していかなくてはならないのだ。

久しぶりにいきなり泳ぐと足がつってしまうように、冒険も準備運動が必要。

日常から、小さなことでもいいから冒険をすることが大事だ。

まずは今週末、どこか未知の場所に行ってみよう。きっと得るものがあるはずだ。

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