なぜか惹かれるヘンテコなクルマたち

フツーのクルマ好きなら大体はスポーツカーやオープンカーにあこがれるものだ。


しかし、どういうわけだかカッコよいとはお世辞にも言えないのになぜか惹かれる車がある。

まずはスズキのマイティボーイ。

軽なのにバントラックという、おおよそ拷問のような室内スペースしかないのに、

とてつもなく粋な感じがする。

同じ理由で日産のサニートラックもいい。カスタムしているのをみるとワクワクする。

まったくリクライニングせず、ほぼ垂直のシートバックなので長時間運転には向かない。

次にMINI　モーク。オースチンミニのシャシーにドアなしのオープンボディという攻めた構成。

なんでも後ろに放り込んで気軽に出かけられる、トートバックのような存在だ。

同じ理由でバモスホンダもすばらしい。

また、毛色の違う車としては日産のパルサーEXAキャノピー。

２ドアのスペシャリティクーペ狙いなのに、車体後部がワゴンのようになっていて、

しかも外せるという（日本国内はNG）、無駄の極み。だが魅力的だ。

2ドアワゴンともいえる構成は、今ならメルセデスのシューティングブレークのようなものか？

日産はほかにも名車（迷車）がある。ラシーンだ。

SUVチックな外観なのに車高が低いという、一見矛盾したコンセプトだが、

プロポーションが良く、シティーオフローダーのはしりだった。

後期型の丸目４灯ヘッドライトだと、まるでランチアデルタのように日本車離れしていた。

同様の理由でいすず　ビークロスも突き抜けていた。

ビッグホーンがあったからかもしれないが、あのサイズで２ドアSUVというのが男らしい。

フランス車ではルノーカングーだ。特に初期型が素晴らしい。

背が高いクルマなのでお世辞にもカッコよくはないが、なぜか粋な感じで目を引く。

コンセプトが似ていてもトヨタファンカーゴや三菱ミニカトッポでは粋な感じはしない。

センスの違いなんだろうなあ・・・。