F1開幕戦で感じること [車・バイク]
いよいよ今シーズンのF1が開幕した。
日本人としてはマクラーレンホンダの動向が気になるところだが、どうもあまり芳しくないようだ。
シーズン前テストではチーム・ドライバーとも「割と満足できる」などのコメントが出ていたが、なんだかんだで結局中の下のレベルになっている。参戦初年度のチームや資金難のチームの上にいるからと言って何が満足できるのかよくわからない。
昨年があまりに衝撃的な低レベルだっただけに、それに比べれば天国のような状態なのだろうが、メルセデスやフェラーリに比べかなり見劣りがする。
ホンダのPU、マクラーレンのシャシー、それぞれに問題があり、メルセデスやフェラーリ、レッドブルの開発スピードに追い付けないのだろう。
ドライバーが超一流なだけに、頑張って14位完走とかいうリザルトが物悲しい。アロンソやバトンに負け癖がつかないうちに躍進してほしいものだ。
最近あらゆる分野で日本の競争力低下が目立ってきているのが同じ日本人として悲しい。
経営陣の戦略ミスという面も大きいが、なにより新しいことや楽しいことを生み出す力、意識が年々劣化している気がする。
口先ではダイバーシティとかグローバルとか言っているが、そもそも異質なもの、無茶をやることへの許容度が減っている。
無難で横並びでエコで楽チンなものしか生み出そうとしない。
また、ユーザー側の価値観もほぼ同じになってしまっている。
道を見渡すとミニバンかエコカーかトール軽が8割がたを占めるってどういうことなのか。
ほんとうにみんな7人乗りのクルマいるのか?荷物乗せるのか?スライドドアいるのか?バックドアいるのか?グリップしないエコタイヤがいいのか?
売れているものに追随するのは、楽だ。
後発は先行するモデルとコンセプトは同じでちょっと上の性能を少し安く売ればいい。
でもそれではなにも変わらない。ちょっと外見の違うコピーを作っているだけだ。
オフィスにこもっていては何も変わらない。年を取るだけだ。
個人も、企業も、社会も、勇気を出して少し冒険することが必要なのだ。
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